2008年も、2009年も、そしてたぶん今年2010年も最新の面白い音楽が集まっている場所というのはブルックリンと言いきっていいでしょう。キャリアのあるバンドから、タケノコのように現れる新人までハズレがめったにないという奇跡的状況なわけです。詳細はめんどくさいので各自調査。そしてそのブルックリン勢に対抗できるUKの唯一の才能としてのゴリラズa.k.aデーモン・アルバーンという感じかな。異論は認めます。自分の勉強不足も承知なので。でもザックリ言ってそうじゃね?
そして遂にUSの中からブルックリン勢に対抗できるまでのアルバムを作り上げたのがこのSufjan Stevens
なんだと思う。それなりにキャリアがある人で、「アメリカ50州シリーズ」 なんていう冗談のような連作をぶち上げ(今のところ2州)たりしつつも、寄り道しまくってシリーズが進んでなかったりする人なんです。すんごく多作な人なんだけど、寄り道大好きなんですわ。今作『Age of Adz 』もその例外ではなく寄り道なんですが、サントラ形式の企画盤だった『Bqe』を経て、元々あったクラシカルな要素をエレクトロでドーピングしてバケモノのような妄想を音にしてしまってます。今現在(10/10)、NPRで無料試聴可。(http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=130049247) 多分もうすぐ終わりなのでお早めに。
音は、・・・何て形容したらいいんだろう。ディズニーのサントラをAutechreがリミックスした感じと言えばいいのかな。でも全然難しいものじゃない。すごくポップだから、聴いてただただ圧倒されて、世界観に
ゴリラズ、スフィアン、ブルックリン勢。この人達は音楽に依存してないから良い。音楽そのものに盲目的になっていないからこそジャンルを超越した音を作る事ができる。そして自分で作った音ですら自分の意思を伝える為の道具くらいにしか思っていないからこそ、さらに信用できる。ジャンルとかくだらないよ。もっと言えば洋楽、邦楽なんて分け方はさらにくだらない。
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