nerisuke─2013.8.18─
2011年に出たセルフタイトルのEPが猛烈にその頃の記憶を思い起こさせるSSWです。
ちょっと忘れかけてた頃になってアルバムが出るみたいですね。
http://kingkrule.co.uk/beneaththemoon/
↑こちらのサイトで視聴できます。
アルバム1曲目 “Easy Easy” のビデオ。
シンプルで思いっきりダビーな音作りはThe XX とも共振すると思いますが、立ち位置はなんとなくリバティーンズに似てるように思います。名前が売れた時期がちょうどUKで大きな暴動が起こった頃で、その渦中から生まれた詩人のような印象が強いからかもしれません。
ナチュラルに暗い。世相を写す鏡としてのポップミュージックとして、今これほど機能する才能はないんじゃないかと思います。この煮え切らない音こそが、猛烈に自分にフィットする世界。そんな世界だからこそ、この音を聴いて覚醒する必要があるんじゃないかと。
さっきリバティーンズって言ったけど、七尾旅人だな、やっぱり。どっちも天才だし。
.
1