[Alexandros]『EXIST!』
前作『ALXD』から見事に内容もセールス(自身初のオリコン週間アルバムチャート1位を獲得)も飛躍した大傑作。
＊レコメンドも書かせて頂きました。(//www.onlyindreams.com/magazine/recommends/2016/11/exist.php )
今年も彼等のライブをたくさん観ましたが、音源と同一にしない楽曲のアレンジセンス、そしてそのストイックさには毎回圧巻させられっぱなしでした。
2017年も国内での活躍はもちろん、海外への活動もより精力的に、そして最終的に世界一のバンドになるという目標を掴み取る為に、着実に歩んでいって欲しいです。

ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ(2016)』
”再録”という概念を覆し、同楽曲で”新作”を創り上げた、アジカン結成20周年の”底力”をみせた傑作。
『ソルファ』に関しては長年の想いがたくさん詰まっており、ここでは書ききれないので、また別枠で改めて書かせて頂きます。

avengers in sci-fi『Dune』
彼等と出会ってから早10年が経ちましたが、いつ聴いてもカッコ良いものはカッコ良い、と改めて実感出来る音源。カッコ良さを長年持続させるのも才能の1つだと思うし、今年はたくさんライブも観れ、彼等には今後も唯一無二の存在で居て欲しいなと心から思いました。
＊レコメンドも書かせて頂きました。(//www.onlyindreams.com/magazine/recommends/2016/07/dune.php)

D.A.N.『D.A.N.』
2015年フジロックのルーキーステージを経ての今年のレッドマーキーも最高だったし、彼等のライブも今年たくさん観ました。
このメロディに日本語詞を乗せているということが、更に曲の良さを深めているように思う。音源もMVもライブも隙がないくらいカッコ良い。最高のバンド。

Gotch『Good New Times』
前作『Can’t Be Forever Young』も素晴らしかったのですが、今作は個人的に大好きな作品です。
＊レコメンドも書かせて頂きました。(//www.onlyindreams.com/magazine/recommends/2016/09/good-new-times.php)
後藤さんの描く歌詞とメロディは私の中で不滅です。

KONCOS『Color&Scale』
音源とライブが一貫して繋がっているバンドがKONCOSだと思います。それくらい、彼等はライブハウスで出会うべきバンド。CDと同じように演奏するでもなく、上手い下手を競うのでもない、それ以前に必要な、1人の人間としてのパワーが目の前に存在する。
それがどれほど大事なことかを改めて気付かされた音源でした。
＊レコメンドも書かせて頂きました。(//www.onlyindreams.com/magazine/recommends/2016/11/colors-scale.php)

The Lemon Twigs『Do Hollywood』
ある時期にTwitter上で飛び交う”The Lemon Twigs”の文字。私の好きなアーティストがほぼ全員レコードを買っていて、気になってYouTubeを観てみると一瞬で恋におちた。やはり好きなアーティストが推す音源は間違いないなと改めて思いました。ルーツを掘ったり、最近聴いている音楽をラジオやSNSで簡単に知ることが出来るのは素晴らしい。そしてまた新しい音楽に出会えることが何年経っても楽しいしワクワクします。来年早々の来日が楽しみです。

never young beach『famfam』
D.A.N.と同じくBAYON PRODUCTIONレーベルメイトのネバヤン。彼等のライブも今年何度観たか思い出せないくらい観ました。
そして私がネバヤンの中で1番好きな曲「お別れの歌」のMV。

”ネバヤン×奥山由之×小松菜奈”という、もはや私の為に製作されたのではないかという幻想を抱くしかないMVの完成に、今年最後の悲鳴をあげたのは言うまでもありません。更にライブで演奏されるこの曲に、何度目頭を熱くしたことか。Vo.Gt 安部勇麿の歌はいつも感動します。早くまたライブが観たい。最高のバンド、そして最高の音源です。

Predawn『Absence』
清水美和子が創るメロディと歌は、本当に毎回心を奪われます。彼女の作品は、何年経ってもふとした時に聴きたくなる音楽だと思います。そして、このアルバムから数年を経てまた新しい音源がリリースされても、その度に同じ想いを抱けるんだろうなと想像してしまう。本当に素晴らしいアーティストです。
＊レコメンドも書かせて頂きました。( //www.onlyindreams.com/magazine/recommends/2016/09/absence.php)

YeYe『ひと』
リリースする毎に作品が成長を遂げ、今作は彼女の才能が完全に開花した1枚。そしてなんとも素晴らしいタイトルを付けたもんだなぁと感心させられました。
アルバムが素晴らしかった故、レコ発が観られなかったのが今年唯一悔やまれた出来事ですが、来年こそはライブを観に行きたいと思える傑作です。 創っている”ひと”が垣間見える作品、やはり大好きです。

-2016年まとめ-
今年1番嬉しかった出来事は、[Alexandros]最新アルバム『EXIST!』がオリコン週間チャート1位を獲得したことでした。前職ではオリコン1位を獲得する為に四苦八苦しながら仕事をしていたので、やっとの思いで獲れた時は自分の事の様に嬉しかったです。
今回に限らず、こうやって何事にも1つの目標に向けて一心に取り組んでいく事は、体力的にも精神的にも擦り減らされるけれど、結果が出せると楽しさの方が勝つ。
そして例え結果が出せなかったとしても、そこで学んだ事は次に結果を出す為の糧になります。

2017年の諸々は既にスタートしているので、今後も着実に健康第一で歩んでいこうと思います。

読んで頂きありがとうございました。

古田 琴美