今年もたくさんの音楽と出会いました。
仕事柄洋楽の事で言うと、2012年の顔になるようなアルバムはなかったと思います。(去年のアデルみたいな)
でも、キラリと光る良盤はたくさんありました。なので、1位を決めるのも順位もいつも以上に難しかったですね。
アルバムの中の1曲が気に入ってずっとそればかり聴いていたり、アルバム全体がシングルの一曲を超えないという印象もありましたが今回のランキングに選出した作品は全て、アルバムとして気に入って何度も聴いたものです。
今年はレジェンドもの、リイシューものもよーく聴いたのですが、今回はあえて外して今を生きることにしました。

Dirty Projectors は朝霧JAMでライブを観て、衝撃を受けました。その綿密に作られた音楽を目の前で生で再現されたものだから、アルバムを聴く耳も変わります。

コーラスの美しさ、この世のものとは思えません!お見事!

Jack Whiteのブランダーバスは、今年の個人的なブルースロックな気分から上位。アルバムのクオリティもフジロックのライブも素晴らしかった。
戦っている姿勢が見えてグッときます。

The Killersは、キラキラの80年代サウンドと今感が程よくマッチ。夕暮れの電車で聴くと胸キュンでした。

Kimbraは仕事の前などパワーが欲しい時によく聴きました。同世代の頑張る女性の歌声は力強くて助けられる。曲も良いんです。

ゴティエとのコラボで名前を知りましたが、ソロとしてどんどん活躍してほしいです。

plentyはもう何週間も、長い帰路のお供でした。収録曲全て大好きです。こんなアルバムは珍しいです。何度もおセンチな気分にさせてくれました。

後藤まりこさんは、ソロになって確かにサウンドはPOPになりましたがこの感じも好きです。POPでもROCKでも、その人の血の濃さが出ているものに惹かれます。

スレイベルズはアルバム全体のヘヴィーさとキュートさがツボ。

Grimesは浮遊感が気に入って、ヘビロテでした。

BiS は今年の春に出会いました。衝撃の出会いでした。私の中のアイドルのイメージを変えたグループです。奇をてらったところではなく、彼女達の人間の強さ、楽 曲のクオリティ、エモさなどが気に入って何度もライブに足を運びました。この選出を見たら去年の私が驚くだろうな・・笑

10位の Love This Giantは、この意外な二人の声の相性とホーンのマッチングが何ともお洒落&お見事でよく聴いていました。

今年は個人的に変化の年でした。仕事の環境が変わったり、住居が変わったり、人生で初めて週刊誌の袋に綴じられたりも・・
自分に降り掛かる新しく有り難い試練を乗り越えようと必死でした。身体よりも心を鍛えられた一年。
それに伴って聴く音楽も、力強くパワーをもらえるものを選んでいたのかな。あとは正反対のマイナーコードで切ないメロディの音楽。泣くと女は強くなるということか?
いずれにしても、ノレる踊れるというより、心に届く音楽でした。
来年もたくさんの素晴らしい音楽と一緒に、新しいチャレンジを超えられますように!
そして来年は、そのお世話になっている音楽にもっと恩返しが出来たらいいな。
音楽の神様、来年もよろしくお願いしますっ

奥浜レイラ

奥浜レイラ

BIO
テレビ、ラジオに出演する仕事をしています。テレビ局より、映画館やライブハウスに出没することの方が多いです。